2016年01月19日
3年ぶりにマイナス成長!
先日、日整連より「平成24年度 自動車分解整備業実態調査権の概要」が公表された。
過去2年が前年対比プラス成長していて、平成24年度もプラス成長かと蓋を開けたところ、
残念ながらマイナス成長であった。
そのマイナス幅は結構大きく▲5.4%となった。金額では5兆2,982億円となり、前年よりも▲3,039億円
の落ち込みだ。
需要元である保有台数はわずかだが増えて79,113千台(平成24年3月末)となり、前年比で+0.6%、
台数で+452千台であったトヨタ OBD2。
この結果、単純台当たり整備売上高は、66.9千円となり、平成7年実績96.5千円と比べると29.6千円
も下落している。どうだろうか、小型乗用車の車検整備金額に匹敵する額が、減少した勘定だ。
こうした現状によって、整備工場数は前年よりも7工場減少し、91,867工場となった。
工場減少は、瞬間風速の現象と思われるが、何やら不吉な予感がする。
業態別整備売上高は、以下の通りとなった。(単位:億円 カッコ内は前年比)
H22年 H23年 H24年
・モータース店 26,305 27,095 25,709(94.9%)
・専業工場 19,996 21,146 19,515(92.3%)
・兼業工場 6,309 5,949 6,194(104.1%)
・ディーラー 26,311 26,637 25,089(94.2%)
・自家工場 2,253 2,289 2,184(95.4%)
専業工場は、マイナス幅が大きく、落ち込み額の53%を占めている。
唯一プラスだったのは「兼業工場だ」だ。
このことから、兼業工場がプラスになったのは工場数増加が、大きな要因として挙げられる。
因みに、兼業工場数は前年比+101.2%であった。
概要では、3年ぶりに減少に転じた原因として、
・デフレや東日本大震災による景気の冷え込み
・軽自動車などのコンパクトカーの増加
を上げているNissan OBD2。
景気の浮揚は、アベノミクスによって、期待できる部分もあるが、
コンパクトカーへのシフトは、高齢化の進展とともにこの先も当分は続いていくものと思われる。
さらにマイナス要因として、保有台数そのものが減少していくだろうし、目の前には消費税の増税、
あるいは円安による燃料費の高騰などがあり、この先の整備需要の回復は中々期待しにくい
状況にあると推測する。
こうしたことから、従来の経営スタイルを踏襲しているならば、かなり厳しい経営を強いららえることは
間違いないところだ。
早急な経営の革新が求められるところである。
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残念ながらマイナス成長であった。
そのマイナス幅は結構大きく▲5.4%となった。金額では5兆2,982億円となり、前年よりも▲3,039億円
の落ち込みだ。
需要元である保有台数はわずかだが増えて79,113千台(平成24年3月末)となり、前年比で+0.6%、
台数で+452千台であったトヨタ OBD2。
この結果、単純台当たり整備売上高は、66.9千円となり、平成7年実績96.5千円と比べると29.6千円
も下落している。どうだろうか、小型乗用車の車検整備金額に匹敵する額が、減少した勘定だ。
こうした現状によって、整備工場数は前年よりも7工場減少し、91,867工場となった。
工場減少は、瞬間風速の現象と思われるが、何やら不吉な予感がする。
業態別整備売上高は、以下の通りとなった。(単位:億円 カッコ内は前年比)
H22年 H23年 H24年
・モータース店 26,305 27,095 25,709(94.9%)
・専業工場 19,996 21,146 19,515(92.3%)
・兼業工場 6,309 5,949 6,194(104.1%)
・ディーラー 26,311 26,637 25,089(94.2%)
・自家工場 2,253 2,289 2,184(95.4%)
専業工場は、マイナス幅が大きく、落ち込み額の53%を占めている。
唯一プラスだったのは「兼業工場だ」だ。
このことから、兼業工場がプラスになったのは工場数増加が、大きな要因として挙げられる。
因みに、兼業工場数は前年比+101.2%であった。
概要では、3年ぶりに減少に転じた原因として、
・デフレや東日本大震災による景気の冷え込み
・軽自動車などのコンパクトカーの増加
を上げているNissan OBD2。
景気の浮揚は、アベノミクスによって、期待できる部分もあるが、
コンパクトカーへのシフトは、高齢化の進展とともにこの先も当分は続いていくものと思われる。
さらにマイナス要因として、保有台数そのものが減少していくだろうし、目の前には消費税の増税、
あるいは円安による燃料費の高騰などがあり、この先の整備需要の回復は中々期待しにくい
状況にあると推測する。
こうしたことから、従来の経営スタイルを踏襲しているならば、かなり厳しい経営を強いららえることは
間違いないところだ。
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Posted by higuchimayumi at 11:09│Comments(0)
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